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有機農業に憧れて就農した若者の多くが、なぜ3年で辞めるのか? | ゲンダイ

2021/08/22 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86334
山口 亮子ジャーナリスト

農家の平均年齢が67.8歳と高齢化の進む農業界にあって、若手の参入が多いのが有機農業だ。新規就農者のうち2割は全作物で有機農業を行っており、一部の作物で有機を手掛ける者まで含めれば3割近い。耕地面積でみるとわずか0.5%(2018年)の有機農業に、若手が集中する構図だ。その実、有機農業での新規参入は有機以外に比べ、売上や所得が低水準になりがちで、生計が成り立つまでの年数が長い。若者が憧れる有機農業はなぜ難しいのか。その実態をルポする。

指導できる人材がいない
有機農業は、絶対に必要なものだ。けれど、統一された栽培の指導法もなくて、なかなか難しい。若い人が有機で就農しても、3年くらいでほとんど辞めていくのは、もったいないね」

こう話すのは、山梨県北杜市でキャベツやレタスなどを栽培する梅津鐵市さん(72)だ。1980年に脱サラして就農し、出荷先のニーズに合わせて、通常の慣行農業(化学肥料や農薬を使う一般的な農法)に加え、有機や減農薬・減化学肥料などの農法を手掛けてきた。37ヘクタールを耕作していて、畑作農家としてはかなり規模が大きい。
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