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「選ばなければ仕事なんていくらでもある」は本当か? 14歳からホームレス支援に取り組んできた川口加奈が解きたい「3つの誤解」

2022/03/15 06:00

3月15日に「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)への出演が予定されているなど、注目の社会起業家、川口加奈さん。14歳でホームレス問題に取り組みはじめてから、
・路上生活者の就労支援を兼ねたシェアサイクルサービス「HUBchari(ハブチャリ)」
・原則2週間まで無料で泊まれる個室のシェルター「アンドセンター」

など、「誰もが何度でも、やり直せる社会」をつくるため、さまざまな「事業」を手がけています。これまで2000人以上を支援してきた川口さんですが、今も“ホームレス”という言葉には拭いきれない誤解が数多くあるといいます。著書『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』から、コロナ禍で相談者が急増している今こそ解きたい「3つの誤解」をピックアップしてもらいました。

誤解1:「路上脱出なんて働きさえすれば簡単にできるのでは?」
「仕事」と「貯金」と「住まい」、この3つを手に入れなければ路上脱出は難しい。だが、それぞれが相関しているため、ひとりでの脱出は不可能に近い。負のトライアングルとは、この構造のことを指している。つまり、どれかひとつだけを手に入れようにも、他2つをそもそも持っていないと難しいという状態が3方向すべてに生じているということなのだ。