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ブックマーク・気が向いた時の、ちょいメモ。

尊厳死について知らなかったこと

佐藤由美子の音楽療法日記
尊厳死について知らなかったこと

一部抜粋
考えてみてください。あなたがブリタニ―だったらどうしますか?彼女は、神経膠芽腫という悪性の脳腫瘍の診断を受け、余命わずか6か月であるという宣告を受けました。
彼女が恐れていたことは、がんが進行し、自分の意思でなにもできなくなり、苦しみながら最期を迎えることでした。
がんで死ぬということは、自分のコントロールを少しずつ失うということです。そんな時、尊厳死という「選択」が与えられたことで、そのコントロールを少しでも取り戻すことが出来るのかもしれません。
そして、選択があるということだけで、精神的に救われるのです。ブリタニ―自信も、ビデオでそう語っていました。
がんで苦しみたくないなら、なぜホスピスや緩和ケアを利用しないのか、と思うかもしれません。しかし驚くことに、オレゴン州で2013年に尊厳死を選んだ人々の85%は、ホスピスケアを受けていました。
つまり、尊厳死ホスピスの「代わり」ではなく、「補足」と考えられているのです。これは、ホスピスで働く私たちにとって、とても興味深いことです。