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「おかしくなったのは、進学校に入ってからだった」四国八十八ヶ所を野宿しながら回り続ける“草遍路”が明かした“衝撃的な半生” ー文春オンライン

2021/11/26
 全行程1440kmにおよぶ四国八十八ヶ所遍路。この長い遍路道を延々と歩き、野宿をしながら暮らす「草遍路」と呼ばれる人たちがいる。ときに放浪者として迫害されることもある草遍路。彼らがそうした生き方を選択した理由とは。

 ノンフィクション作家の上原善広氏は、実際に現地で草遍路たちの話を聞いた。ここでは同氏がそのもようをまとめた著書『四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼』(KADOKAWA)の一部を抜粋。2人の草遍路の胸の内に迫る。